Twitterで毎日のようにトレンド入りしていた2度目の一律給付金を求めるツイート。今回はそんな一律給付金とはどういったお金なのか、1度目の給付金の概要、経済効果、ネットの声を参考に考えていきたいと思います。お願いします!!
【1秒 ETU】一律給付金を実施すると、12兆円超かかる
1人ずつ10万円を配ると12兆7300億円かかり、事務費で1450億円かかりるので、合計12兆円8800億円かかります。
【1分 ETU】一律給付金と他の政策との比較
この12兆8800億円ってお金想像つきますか?正直、意味分からないですよね。
2020年度当初の予算の合計歳出は102兆円です。つまり「国が当初使う予定していたお金の1割を一律給付金で使った」ということです。
では、コロナ関係にかかるお金と一律給付金でかかるお金を比較していきます。
Go To トラベル:1兆311億円
Go To イート:515億円
PCR検査関係:672億円
アベノマスク:466億円
こうして比べてみると、ヤバいくらい一律給付金にお金がかかっていることが分かります。
※財務省の令和2年度補正予算(第3号)を参考にしました。他の予算を知りたい方はどうぞ!
【3分 ETU】給付金をめぐる闘い 〜国民 vs 政府〜
連日Twitterでトレンド入りしているぐらい、2度目の給付金を求める声が多くなっています。では、「なぜ国民が一律給付金を求めるのか」「政府は嫌がっているのか」について考えていきます。
【国民が給付金を求める理由】
1. 単純にお金が欲しい
ほとんどの人はこう考えていると思います。当たり前ですよね、タダで10万円もらえるなら誰でも欲しいです。
2. 余計なことにお金を使われたくないから欲しい
国の借金を減らすことが今後の日本の課題です。少子化で将来、税金を払う人が少なくなるので今のうちから余計な支出を減らすことが大切です。詳しくは【復習】税金って何に使われているの?をご覧ください!!
だからこそ、求めてない布マスクであるアベノマスクやもともと旅行行かない人にとっては必要でないGoToトラベルにお金を使うのではなく、平等にお金を配布する方が良いと思い、一律給付金を求めている人もいます。
3. 求めるというより返してもらう
納めた税金のうち、10万円返してもらうという考え方の人もいます。日本国憲法で「納税の義務」が定められているぐらいなら、ちょっとぐらいは返して欲しいと思う気持ちも分かります。
【政府が嫌がる理由】
1. すでにいろんな支援策を設けている
こちらを見ていただいたら分かりますが、政府は事業、雇用、生活を守る支援策を取っています。
例えば、飲食店には1日最大6万円の給付、休業期間中に賃金が払えない人には1日最大11000円の支給、コロナで大学や専門学校の継続が困難な人には給付型奨学金など、特定の困っている人に支援する施策を取っています。
2. 若者の将来のためにお金を残しておくべき
国のお金を使うので、その分いつか補わなれければいけません。
増税をしても不景気になるし、何もしなければ僕たちが爺さん婆さんになった時、何の支援もない可能性もあり得ます。
人によっては、【国民が給付金を求める理由】の2番の「余計なことにお金を使われたくない」はこの給付金のことになるのかもしれません。
3. 貯金するなら意味がない
「10万円も給付してんから、消費してくれ!!」という麻生さんの意見です。
もし全員が10万円使って、12兆円8800億円の経済効果って結構ヤバそうですよね。。。
【まとめ】
今回は一律給付金について書きました。もちろん、もう1回お金が貰えるなら欲しいですけど、将来のことを考えるとどうなのか考えてしまいますよね。
Twitterでさまざまな論争が行われているのはとても良いことだと思いました。一人でも多くの人が政治に興味を持つきっかけになったと思います。今回も読んでいただきありがとうございました!!