※この記事は5分1秒で読めます
デジタル庁の設立は菅さんが総理大臣になってから、注目されていた政策の1つです
ですが、この「デジタル庁」という名前だけが先走っていて、なんとなく「ITに力入れるんかな」ぐらいの認識だと感じています
そこで、今回は「デジタル庁とは何か」について考えていきます!
《IT関連 & 政治関連》
・1週間Clubhouseを使った感想と今後の展開を考えてみた
【1秒 ETU】デジタル庁とは
今年の9月に設立される予定で「国や地方行政のIT化を進めていこう」っていう目的の行政機関です
【1分 ETU】デジタル庁って何をするの?
デジタル庁の業務のメインは国の情報システムの整理・管理することです
では、「なぜ国が情報を管理する必要があると思いますか?」
GoogleやAmazonは自社の売上を上げるために、顧客の情報を整理・管理して、顧客に適した広告を掲載しています
つまり、GoogleやAmazonは顧客の情報を利用して、自社のシステムや売り方を改善しています
GoogleやAmazonの例を政府に当てはめて考えると、デジタル庁を設立して、国民の経済状況や住所などの個人情報を分析することで国民の求めるサービスを提供することができます
【1分 ETU】なぜデジタル庁を設立するの?
やはり、日本が完全に「IT後進国」になってしまったからでしょうね
国連が2年に1回公表している世界電子政府ランキングという、「国がどれだけIT化しているのか」を比べるランキングがあります
このランキングで、日本は2014年には6位まで上がりましたが、6年経った2020年には14位にまで下がりました
他国と比べてIT化が進んでいないことに、「ヤバイ」と思った政府はデジタル庁の設立を決めたと考えられます
また、コロナ禍で世間がオンライン化する中、政府の対応が遅れていたこともデジタル庁を設立するきっかけになったと思います
【3分 ETU】デジタル庁に期待すること3選
デジタル庁の業務は他にもあり、マイナンバーカードの普及や民間のデジタル化の支援などがありますが、今回は個人的に「絶対やれ」と思う3つについて考えていきます
1. IT人材の育成
これは絶対に必要ですし、早急に行ってほしいです
ですが、国はIT人材の育成方法があまり分かっていないと思うので、ボクなりに2つ考えてみました
1つ目は「プログラミングスクールをデジタル庁が運営すること」、2つ目は「ITの授業を義務教育に入れること」です
プログラミングスクールをデジタル庁が運営するとなると、デジタル庁の期待は高まり、民間が運営するよりも多額のお金を使うことができるので、IT人材は育ちやすいと思います
また、ITの授業を義務教育に入れるのは、マジで3年以内にやってほしいです
体育や音楽のような副教科にITの授業を入れるだけで、IT人材は絶対育ちます
IT授業のプログラムをデジタル庁が作れば、デジタル庁が求めるIT人材を育成することができます
もちろん、この2つを実現させるのはかなり大変だと思いますが、マジでやってほしいです
2. 選挙のオンライン化
若者の投票率が低いことが度々問題になっていますが、携帯やパソコンで選挙に参加することになれば、投票率は爆上がりすると思います
先ほど書いた「世界電子政府ランキング」で3位になったエストニアという国では、政府が発行したカードを使って、自宅のパソコンから投票を行うことができます
デジタル庁には率先して、選挙をオンライン化させてほしいです
参考:エストニアが教えてくれる、アフターコロナ時代のインターネット投票のあり方
3. セキュリティの強化
最近の話でいうと、マイナンバーが中国に流出してしまったというニュースがありました
デジタル庁が情報を管理するということは、サイバー攻撃されたり、これを利用した詐欺が多発することが考えられます
デジタル庁がセキュリティを強化することで、今後の政府のオンライン化が進むかどうかが変わるので、セキュリティの強化には徹底してほしいです
【Plus】デジタル庁にいくらかけてるの?
2021年度予算案によると、デジタル庁の予算案は368億円になりました
運営費、政策実施費:81億円
情報システム関係費:287億円
デジタル庁が368億円のお飾り行政機関にならないことを本当に願ってます
【まとめ】
今回は「デジタル庁」について考えてみました
正直、もっと早く設立してほしかったですね
世界電子政府ランキングを見たとき、ITの発祥地とも言えるアメリカに負けてしまうのは仕方ないとして、日本よりもGDPが低いデンマークやエストニアに負けているのは悔しいですよね
デジタル庁の力で、トップ5に入るぐらい政府をオンライン化させてほしいです
今回は以上です、ここまで読んでいただきありがとうございました!